この記事では、Mac の ruby をアップデートする方法を記述する。
Mac では /usr/bin/ruby が標準で入っており、私の環境では 1.8.7 である。これによって、なにかとエラーが頻発したので、ruby のバージョンをあげる事に。
Mac で ruby をアップデートする方法
検索してまわって、いろんなサイトを見たが、/usr/bin/ruby update のようなきれいなコマンドは用意されていないようで、Homebrew などを用いて最新版をもってくるのが主流なようだ。
今回は brew でインストールする。インストール自体は簡単。既にインストール済みだったら、brew switch ruby コマンドなどを用いる必要があるかも。
ruby のインストール
$ brew install ruby # 中間部分は省略 /usr/local/Cellar/ruby/2.1.0: 929 files, 20M, built in 76 seconds # バージョン 2.1.0 がインストールされた
ここで、バージョン確認すると、なにも変化なく 1.8.7 と出力される。これは、/usr/bin/ruby が認識されているためである。
ruby のバージョン確認
$ ruby -v ruby 1.8.7 (2012-02-08 patchlevel 358) [universal-darwin12.0]
ここで、/usr/bin/ruby を認識されないために一つの解決策を記述するが、以下の方法が気に入らなかったら他の解決策を探っていただきたい。
/usr/bin/ruby に代わって brew install した ruby を認識させる
ls -l すれば分かる通り、 /usr/bin/ruby から実体にリンクが貼られている。後々のことを考えると消すのは少し怖いので、mv で ruby1.8.7 という名前に変える。
/usr/bin/ruby の名前を変える
$ sudo mv /usr/bin/ruby /usr/bin/ruby1.8.7
これで、ruby -v すると、「コマンドがない」と言われるか、2.1.0 などと表示されるかだと思う。バージョンが表示されたらこれで終了。
「コマンドがない」と言われたら、~/.bashrc に以下を記述して保存。ターミナル再起動か source ~/.bashrc するかして読み込んで、ruby -v でバージョンが表示されれば終了!
~/.bashrc
$ export PATH="/usr/local/bin:$PATH"
あるいは、(他のコマンドから ruby が呼び出される時にエラーが出ないために) /usr/local/bin/ruby にリンクを貼る方が良いかもしれない。以下のようにリンクを貼れる。
/usr/bin/ruby からリンクを貼る
$ sudo ln -s /usr/local/bin/ruby /usr/bin/ruby
以上。
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